立会外分売の分析 9695 鴨川グランドホテル
立会外分売(たちあいがいぶんばい)について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
★☆☆☆☆
【 市場 】 東証JASDAQ
【 信用区分 】 信用
【 目的 】 株式の流動性の向上
【 分売枚数 】 5000枚
【 申込上限 】 50枚
【 分売発表日 】 2020年7月7日(火)
【 分売予定日 】 2020年7月14日(火)~7月17日(金)
【 分売発表日 終値 】 289円
【 分売実施日前日 終値 】 240円
【 分売発表日 出来高 】 1枚(100株)
【 分売実施日前日 出来高 】 376枚(37,600株)
【 配当金、株主優待 】
無配
ホテル利用券&割引券(3月末)
※1000株以上保有が条件のため、分売に影響なし
【 割引率 】 3.33%
【 分売価格 】 232円
【 分売結果 】
始値 232円(±0円)
終値 221円(-11円)
2020年7月13日(月)21:00配信
×流動性は全く改善されず
×分売枚数が5000枚なので売れ残りが出そうだが、それでも厳しい見込み
△割引率は3.33%だが、低位株のためたったの8円しか引かれていない
〇分売価格の232円は底値中の底値ではあるが・・・
分売前日は最近で一番の出来高となりましたが、それでも376枚ぽっち。
分売枚数5000枚の足元にも及びません。
不人気のため5000枚分の申込が無い(=売れ残り)ことが予想されますが、売れ残りが発生しても分売価格の232円を割れそうです。
分売価格232円は直近の安値中の安値ですが、分売当日は更に深く下げることが懸念されます。
分売枚数が500枚だったら申込してたかなあ~。
立会外トレードになりますが、最近では流動性が悪すぎる案件として(6094) フリークアウト・ホールディングスがありました。
結果は見事に損失となり、未だにトレード価格より上の株価に戻っていません。
参加を控えた方がいいのは間違いありません。
今後の参考のため、朝の板や株価推移はしっかりと確認したいと思います。
2020年7月10日(金)6:00配信
△市場はJASDAQ、信用銘柄、目的は流動性の向上ということで特に良い面はなし
×分売枚数5000枚は規模が大きく、申込上限50枚はジャブジャブ
×分売発表日の出来高はなんと1枚。6月以降で一番出来高があるのは6月10日の126枚⇒7月8日に251枚を記録
〇7月9日(木)の終値は267円で調整が進んでいる
分売枚数5000枚は大きめで、申込上限50枚というのは当日の売り圧力に直結するため印象が悪いです。
一番の問題は出来高。
分売発表日の出来高は1枚ということで、どうにも首が回りません。
分売発表翌日の8日には251枚まで改善しましたが、それでも分売枚数5000枚には程遠く・・・。
このご時世に宿泊関係というのも厳しく、今後の業績にも懸念が残ります。
配当もなく株主優待は1000株からなので、分売によって配分された株式は即売られることでしょう。
分売発表日の翌日から早速売られて株価は調整中ですが、チャート的に底値だからという理由で参加はしない方がいいと思います。
ちなみに、年初来安値は4月6日の243円です。
とにかく分売枚数に対する流動性が悪すぎますが、残り2日間の市場でどこまで改善するかは見届けます。
分売価格が100円台まで突入することがあれば参加を打診するかも、そんなレベルです。
事前分析では圧倒的な★☆☆☆☆とします。