立会外分売分析 9369 キユーソー流通システム
立会外分売(たちあいがいぶんばい)について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
★★★★
ペンタゴンチャートの見方の基準についてはコチラ
【 市場 】 東証1部
【 信用区分 】 貸借
【 目的 】 株式の流動性の向上
【 分売枚数 】 2536枚
【 申込上限 】 10枚
【 分売発表日 】 2020年1月7日(木)
【 分売予定日 】 2020年1月18日(月)~1月20日(水)
【 分売発表日 終値 】 1707円
【 分売実施日前日 終値 】 1556円
【 分売発表日 出来高 】 524枚(52,400株)
【 分売実施日前日 出来高 】 1449枚(144,900株)
【 配当金、株主優待 】
46円
ジェフグルメカード1000円相当(11月末)
【 割引率 】 2.96%
【 分売価格 】 1510円
2020年1月9日(土)6:00配信
◎東証1部の貸借銘柄
〇今期経常利益が30%増益見通し
◎分売発表翌日に大幅調整&出来高改善
さあ、いよいよ2021年の立会外分売が幕を開けます!
東証1部の貸借銘柄なので期待値は高いです。
立会外分売の発表と同時に、今期の経常利益が30%増益と発表されました。
個人的な予想としては、分売発表翌日(1月8日)の終値は1650円辺り、出来高は1200~1300枚でした。
しかし、貸借銘柄ということもあり大きく調整して終値は1615円。
一時1577円まで下げる場面もありました。
直近3ヶ月の安値は1600円付近なので、ここまで一気に調整するのは良い意味で予想外です。
分売価格が1500円台になるようであれば、反発は多いに期待できると思います。
また、出来高は2040枚まで急改善。
分売枚数が2536枚なので、既に十分な改善具合です。
このまま1600円台前半以下で推移しながら出来高が2000枚以上で安定すると良いですね。
分売発表当日は堅い★★★☆☆かなと思いましたが、翌日の状況がかなり良いため期待も込めて事前評価は★★★★☆とします!
2020年1月15日(金)21:00配信
◎株価が大きく調整
〇流動性もそこそこ
〇調整があるのにも関わらず割引率がほぼ3%
◎分売価格の1510円が3ヶ月半振りの安値水準
貸借銘柄ということもあり、しっかり調整が入りました。
分売発表日の終値(1707円)から前日終値(1556円)まで約9%の調整です。
十分すぎるレベルと言えます。
流動性は想定よりも改善しませんでしたが、全然悪い水準ではありません。
前日に空売りも7万株ほど入っているので、当日は買戻しもあります。
そして、割引率が約3%なのは良い驚きでした。
ここまで調整しているのに割引率もしっかりなのは強いですね。
そして上記の良さが噛み合い分売価格が1510円に。
事前分析の時点では予想していませんでしたが、あわや1400円台に突っ込む勢いです。
最後に1500円をつけたのは10月2日ということで、安心できる安値圏。
株式投資において「絶対」という言葉は使えませんが、ほぼ間違いなく分売価格割れはないかなと思います。
例え、意外と買いが弱い・地合いが悪いといった状態でも1500円のラインでは買いが集結すると予想します。
念押しですが100%ではありません。
それでも、全体を通して申し込まない理由が見当たりません。
リターンとリスクのバランスを見ると、圧倒的に前者が優勢でしょう。
推定利益額などの面から見ると★★★★★とまでは行きませんが、「超」★★★★☆という最終評価にします!笑
新年1発目の立会外分売はワクワクできそうです。
分売結果
前日終値 1556円
分売枚数 2536枚
割引率 2.96%
分売価格 1510円
始値 1562円
高値 1584円
安値 1561円
終値 1568円
出来高 3350枚
株価の調整・流動性の改善・割引率・分売価格の水準あらゆる項目に置いて文句無しの案件でした!
配分されて寄りで売れば5200円の利益に。
分売当日以降も1561円以上で推移しているため、分売当日に寄り買いした人も利益になっています。
唯一の欠点は人気過ぎるが故に当選しにくかったことですね。
僕は当然の全失効でした。
このような案件がたくさん出てきて欲しいですね。