立会外分売分析 7083 AHCグループ
立会外分売(たちあいがいぶんばい)について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
株価調整 3
分売枚数 5
申込上限 3
割引率 4
前日出来高 2
最終評価 ★★☆☆☆
【 市場 】
東証マザーズ
【 信用区分 】
信用
【 目的 】
株式の流動性の向上
【 分売枚数 】
800枚
【 申込上限 】
10枚
【 分売発表日 】
2021年1月14日(木)
【 分売予定日 】
2021年1月22日(金)~1月26日(火)
【 分売発表日 終値 】
1576円
【 分売実施日前日 終値 】
1410円
【 分売発表日 出来高 】
37枚(3,700株)
【 分売実施日前日 出来高 】
206枚(20,600株)
【 配当金、株主優待 】
無配
優待なし
【 割引率 】
2.98%
【 分売価格 】
1368円
2021年1月17日(日)6:00配信
✕流動性に乏しい
△板も薄い
〇今期の連結経常利益は前期比3%増の見込み
〇株価の調整は見込める
今回の分売枚数は800枚ということで、絶対的な枚数で見れば少ない案件となります。
しかし、日々の流動性は乏しい状態です。
直近1ヶ月間で出来高が50枚を超えたのは6日間しかありません。
加えて板も薄く、買いの勢いがありません。
分売当日の寄付に不安が残ります。
今期の経常利益は前期比3%増を見込んでいるため、分売において業績を心配する必要は無さそうです。
分売発表日に「株価の調整は期待できそう」と思っていましたが、やはり翌日は大きく調整し株価は1380円に。
前日終値が1576円なので12%を超える調整となりました。
一時は1311円まで下落しましたが、さすがに少し反発しています。
また、出来高は急増して446枚でしたがこの水準が続くのは少し難しいかなと感じています。
ひとまずは200枚前後をキープして欲しいところです。
以上を踏まえ、事前分析時点での目標分売価格は1300円とします。
最後に1200円台が見えたのは8月13日なので約5ヶ月前。
1300円付近では買い手が入ってくると予想します。
分売実施の金曜まで4営業日あるので、株価と出来高の推移をチェックしていきます!
事前評価は★★☆☆☆です。
2021年1月21日(木)21:30最終分析
△株価の調整が渋った
✕流動性が不足している
◯分売価格の水準は良い
分売発表翌日は一時1311円まで下落しましたが、分売前日の終値は1410円。
発表日の終値が1576円なので調整してはいますが、調整がやや下げ止まった感があります。
そして注目していた流動性は安心できる水準までは改善せず。
分売枚数800枚に対して前日出来高206枚は不安が残ります。
割引率が約3%ということで分売価格は1368円となり、これは9月24日以来の安値。
水準としては悪くありません。
しかし、流動性の懸念は払拭できないため当日の寄付にリスクが伴います。
最終評価を1段階下げるほどではありませんが、あまり良い案件ではないですね。
申し込むかどうかは朝に決めるのが無難です。
最終評価は★★☆☆☆となります!
分売結果
前日終値 1410円
分売枚数 800枚
割引率 2.98%
分売価格 1368円
始値 1372円
高値 1395円
安値 1371円
終値 1371円
出来高 771枚
流動性に懸念が残った案件。
寄付の出来高は352枚ということで、分売枚数の44%が捌かれました。
一時は1400円浮上かと思われましたが、引けにかけて失速し安値引け。
分売当選組はプラスになりましたが、セカンダリーは微妙でしたね。
ただ、これはあくまでも分売当日の結果。
分売が終わった後も様子は見て行くつもりです。