立会外分売の分析 7038 フロンティア・マネジメント
立会外分売(たちあいがいぶんばい)という投資法について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
★★☆☆☆
【 市場 】 東証マザーズ
【 信用区分 】 信用
【 目的 】 東証1部昇格条件の充足
【 分売枚数 】 2000枚
【 申込上限 】 1枚
【 分売発表日 】 2020年6月18日(木)
【 分売予定日 】 2020年6月26日(金)~7月2日(木)
【 分売発表日 終値 】 3015円
【 分売実施日前日 終値 】 2980円
【 分売発表日 出来高 】 191枚(19,100株)
【 分売実施日前日 出来高 】 420枚(42,000株)
【 配当金、株主優待 】
配当未定、1000円分のクオカード(6月末、12月末)
【 割引率 】 3.02%
【 分売価格 】 2890円
【 分売結果 】
始値 2881円(-9円)
終値 2875円(-15円)
2020年6月25日(木)18:50 最終分析
●株価はほとんど調整せず
●前日出来高は420枚。分売枚数が2000枚なので、流動性は少し厳しい
●割引率の3%は悪くないが、前回が3.51%だっただけに物足りなく感じる
●前回の分売前日の終値は2623円。今回の終値は2980円でほぼ3000円のため、割高感がある
●25日(木)の日経平均は不調。26日(金)は地合いが懸念される
前日の分売は5月26日。今回は6月26日実施なので、ちょうど1ヶ月経過しています。
株価はほとんど調整せず、出来高も不十分なので懸念材料が目立ちます。
前回の分売価格が2531円なので、今回の分売価格はそれより359円も高くなっています。
そして前回は割引率が3.51%という相当な率だったため、個人的には今回の3.02%が霞んで見えてしまいます。
更に心配なのが地合い。
ダウの下落を受けて25日(木)の日経平均は軟調そのものでした。
今晩のダウと日経平均先物の様子次第では可能性も見えてきますが、前日の夜の段階では警戒が必要と分析しました。
僕は基本的に前日に申込をしておくスタイルですが、この案件に関しては申込をせずに明日の状況を見てから判断します。
6月25日18:50の時点では不参加とします。
2020年6月22日(月)8:00配信
フロンティア・マネジメントはちょうど一ヶ月前にも立会外分売を実施しました。
その時の記事がコチラ
▷▷▷【立会外分売の分析】7038 フロンティア・マネジメント
前回は始値で売却して12300円の利益、終値では33100円の利益という超良案件となっています。
●東証1部昇格を目指す分売で◎
●分売枚数2000枚は前回と同じ
●申込上限が1枚と狭くなっている
●前回分売発表時の株価は2531円、今回発表時は3015円で上昇
●最近の流動性はイマイチで、700枚に到達しない日も多い
●ちょうど6月の株主優待権利日のため、買い需要はある
一ヶ月の前の分売は大当たり!
株価は右肩上がりが続き、3000円を超えている状態。
前回は3045円まで高騰した後に調整していますが、今回は果たして。
分売枚数は2000枚ですが、出来高は300枚前後の日もあり改善が必要となります。
実施日である6月26日は株主優待権利日であり、1000円分のクオカードが貰えるため株価の下支えはあります。
前回の割引率は3.51%と上々だったため、今回も3%以上だと期待したいですね。
流動性以外の様子が良いため、26日の実施までに改善するよう見守っていきます!