立会外分売の分析 7038 フロンティア・マネジメント
立会外分売(たちあいがいぶんばい)という投資法について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
★★★☆☆
【 市場 】 東証マザーズ
【 信用区分 】 信用
【 目的 】 東証一部への昇格要件の充足、流動性の向上
【 分売枚数 】 2000枚
【 申込上限 】 2枚
【 分売発表日 】 2020年5月15日(金)
【 分売予定日 】 2020年5月26日(火)~6月1日(月)
【 分売発表日 終値 】 2531円
【 分売実施日前日 終値 】 2623円
【 分売発表日 出来高 】 385枚(38,500株)
【 分売実施日前日 出来高 】 2119枚(211,900株)
【 配当金、株主優待 】
配当未定、1000円分のクオカード(6月末、12月末)
【 割引率 】 3.51%
【 分売価格 】 2531円
【 分売結果 】
始値 2654円(+123円)
終値 2862円(+331円)
2020年5月25日(月)16:30配信
15日(金)に分売を発表してからは一時3045円まで高騰しましたが、なんとか少し収まってくれました。
●前日の出来高は分売枚数2000枚に対して2119枚で十分
●割引率は3.51%でこちらも十分
分売価格は、奇遇にも分売発表日の終値と同じという分売になります。
2531円は分売発表後の安値圏になるので、寄りで売っても利益にはなりそうかなという印象です。
気持ちとしてはもう少し調整して欲しかったところですが、割引率が良いので文句は言えませんね。
僕自身は資金繰りの都合で全力はできませんが、申込はしようかなと思える状況です。
朝の板チェックは欠かさずに!
2020年5月18日(月)6:00配信
箇条書きの分析からいきます。
●東証一部への昇格を目的としているのはOK
●分売枚数(2000枚)や申込上限(2枚)は普通
●最近の出来高は少なくて300枚、多くて600枚程度
●決算については、1~3月期(1Q)経常は33%増益で着地
●株価はかなりの上昇傾向
●クオカードの優待を12月のみから6月も実施に拡充
分売目的や分売枚数などは特に問題ありません。
流動性はもう少し改善の余地アリと言ったところです。
決算と同時に立会外分売の実施が発表されましたが、今期の1Qの経常利益は33%増益ということで良い内容でした。
しかし、株価はどんどん上昇しています。3月頭からの日足チャートを見てみましょう。
この2ヶ月半の間、全体的に右肩上がりとなっています。
3月23日に年初来最安値の1281円をつけましたが、そこから株価は高騰を続け5月11日には2806円の高値をマークしました。
分売発表日の終値は2531円ですが、まずは直近1週間の安値である2400円を目指して調整して欲しいところです。
出来高も1000枚以上で安定してほしいところ。
また、株主優待(1000円分のクオカード)が12月のみから6月にも実施ということで拡充されています。
配当利回りは低いですが、今回の立会外分売を機に株主の定着を図っていると読み取れます。
調整と出来高改善に期待して、監視していくこととします!