立会外分売の分析 3489 フェイスネットワーク
立会外分売(たちあいがいぶんばい)という投資法について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラ
★★★☆☆
ペンタゴンチャートの見方の基準についてはコチラ
【 市場 】 東証マザーズ
【 信用区分 】 信用
【 目的 】 東証1部への昇格要件の充足、流動性の向上
【 分売枚数 】 200枚
【 申込上限 】 6枚
【 分売発表日 】 2020年6月16日(火)
【 分売予定日 】 2020年6月24日(水)~6月30日(火)
【 分売発表日 終値 】 1030円
【 分売実施日前日 終値 】 1162円
【 分売発表日 出来高 】 63枚(6,300株)
【 分売実施日前日 出来高 】 265枚(26,500株)
【 配当金、株主優待 】
30円、クオカード3000円分(3月末)
【 割引率 】 2.07%
【 分売価格 】 1138円
【 分売結果 】
始値 1220円(+82円)
終値 1193円(+55円)
2020年6月23日(火)20:50 最終分析
●分売前日の株価は大きく上昇してしまった(+48円、+4.3%)
●前日の出来高は265枚、分売枚数200枚に対する流動性としてはOK
●割引率2.07%は酷い
●分売価格1138円は微妙(下で解説します)
●総合的に見れば、分売枚数200枚という希少性に助けられて利益案件にはなりそう
本日の株価は大きく上昇してしまい、明日の分売を迎えることとなりました。
原因は引け近辺での買いです。
最近は分売当日の寄付が予想以上に高いことが続いているため、「分売に当たらなくても、前日の引けで買っておけば利益が得られるだろう」という思惑を持った人が買ったと推測されます。
戦略としてはアリですが、立会外分売投資家の立場からすれば嬉しくはないですね。笑
結果として、本日の高騰と割引率の悪さによって分売価格は1138円となりました。
個人的にこの分売価格は心証が悪いです。
本日23日を除くと、6月の高値は1144円です。1138円という分売価格はそれに迫るレベルの株価なので、旨味は弱まってしまったように感じます・・・。
基本的に、分売価格は直近1週間の安値付近であることが望ましいです。
先ほど記したように、今回は分売枚数200枚という希少性があるため利益が出ることにはなると予想しますが、当初ほどの期待は無いかなという形になりました。
参加はして良いと思いますが、「外れて当然」というスタンスで臨むのが良いでしょう!
2020年6月18日(木)6:00配信
●東証1部昇格絡みの分売なのは◎
●分売枚数200枚はプレミアレベル
●日々の出来高は100枚を割っているが、分売枚数が200枚なので問題なし
●クオカード3000円分の優待は大きいが、3月末権利なので短期目的なら関係なさそう
●分売発表翌日の17日(水)は71円(6.89%)上昇、出来高は328枚に改善
今回は東証1部昇格が絡む分売となっており、注目が高まります。
分売枚数が200枚なので、配分はかなり厳しい案件となるでしょう。
分売発表翌日の株価は大きく上昇し、出来高も改善。
2020年2月からの日足チャートです。
新型コロナウイルスの影響もあり、株価はずっと下落していました。
4月6日に年初来安値となる846円をつけてからはやや上昇傾向です。
6月18日の時点では、分売価格が1000円を切って3桁円になればいいかなというイメージです。
繰り返しになりますが、分売枚数200枚で配分を勝ち取るのはかなり難しいため、分売当日の買いアタックも視野に入れながら様子を見ていきます!