立会外分売分析 3446 ジェイテックコーポレーション
立会外分売(たちあいがいぶんばい)について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
★★☆☆☆
【 市場 】
東証1部
【 信用区分 】
貸借
※売り禁(4月6日時点)
【 目的 】
株式の流動性の向上
プライム市場への上場を視野
【 分売枚数 】
2500枚
【 申込上限 】
30枚
【 分売発表日 】
2021年4月5日(月)
【 分売予定日 】
2021年4月12日(月)~4月16日(金)
【 分売発表日 終値 】
3610円
【 分売実施日前日 終値 】
2970円
【 分売発表日 出来高 】
170枚(17,000株)
【 分売実施日前日 出来高 】
1818枚(181,800株)
【 配当金、株主優待 】
無配
優待なし
【 割引率 】
2.49%
【 分売価格 】
2896円
2021年4月7日(水)6:00配信
◎東証1部の貸借銘柄
✕分売発表翌日に売り禁発生
東証1部の貸借銘柄で、発表翌日は410円(-11.35%)も調整して出来高も劇的に改善!
これは圧倒的な★★★★!
久々の★★★★★も見えて来た・・・!
と思った矢先、売り禁の告知。
【売り禁】SMBC日興証券を参考
正式名称は「貸借取引の申込停止措置」
貸借銘柄において、新規に空売りが出来なくなること。
また、信用買いをしていた場合の現引き(現金を入れて現物に変えること)も出来なくなる。
信用買いに対して信用売り(=空売り)が極端に増加し、証券会社が株式の調達をすることが困難になった場合に実施される。
よって、もう空売りが出来ません。
立会外分売において、貸借銘柄は株価の調整と流動性の向上が望めるため非常に熱いですが、この措置によって冷や水が浴びせられた形です。
立会外分売の案件としての魅力も激減したため、7日以降の出来高は減少することが予想されます。
株価については一定の反発はすると思いますが、分売実施に向けてどうなるかは分かりません。
確かに、6日は寄りから異常な下げでしたもんね。
でも翌日即売り禁は予想外でした。
事前評価は★★☆☆☆とします。
更に評価を下げる可能性も・・・。
2021年4月9日(金)22:00配信
◎株価は大幅調整
〇流動性も問題ないレベルまで改善
〇分売価格の水準も良い
売り禁(上の事前分析を参照)になった時はどうなることかと思いましたが、全体としては参加を検討できる案件になったかと見ています。
株価は分売発表日から約18%の調整。
そして流動性も分売枚数の約70%の量まで改善しています。
割引率は微妙ですが、やや値がさということもあって割引額は74円に。
分売価格の2896円は昨年9月4日以来の水準ということで、7か月ぶりの安値圏となります。
分売発表翌日に入った空売りも一定数残っているでしょうし、SBI証券のHyper空売り(ハイカラ)も入っているので買い戻しは少なからずあると思われます。
事前の期待よりはかなり渋い案件となりましたが、分売価格よりも大きく割れる懸念は少ないとの予想です。
売り禁のこともあり最終評価は★★☆☆☆で据え置きとしますが、言うほどク〇案件でもないと分析しました!笑