立会外分売分析 2669 カネ美食品
立会外分売(たちあいがいぶんばい)について、初心者向けに詳しく解説した記事はコチラです
株価調整 3
分売枚数 5
申込上限 3
割引率 5
前日出来高 3
最終評価 ★★★★☆
【 市場 】
東証JASDAQ
【 信用区分 】
貸借
【 目的 】
株式の流動性の向上
【 分売枚数 】
770枚
【 申込上限 】
10枚
【 分売発表日 】
2021年2月5日(金)
【 分売予定日 】
2021年2月16日(火)~2月19日(金)
【 分売発表日 終値 】
3100円
【 分売実施日前日 終値 】
2996円
【 分売発表日 出来高 】
44枚(4,400株)
【 分売実施日前日 出来高 】
284枚(28,400株)
【 配当金、株主優待 】
配当未定
セレクトグルメ3000円分(2月末、8月末)
【 割引率 】
3.5%
【 分売価格 】
2891円
2021年2月7日(日)18:30配信
◎貸借銘柄
△流動性は低い
✕第3四半期決算において、累計経常利益が前年同期比88.1%減
〇2月末に株主優待あり
今回は東証JASDAQの貸借銘柄となります。
分売において貸借銘柄というのはかなりチャンスが広がりますね。
ただ、日々の流動性は低い状態です。
出来高が20枚くらいの日も珍しくなく、たまになんとか50枚を超える程度。
分売枚数が770枚なので、改善に期待です。
ちなみに、日足チャートはかなり極端な形を描いています。
せっかくなので載せてみます。
8月下旬に3300円から垂直落下し、その後はしばらく3000円を上限としてヨコヨコの日々。
この下落は2月末と8月末にある株主優待の権利日によるものですね。
優待銘柄には有りがちな動きですが、こうも極端なのは久々です。
そして1月中旬から3000円のラインを突破し、浮上している中での分売発表です。
流動性が低いとはいえ、ここまでヨコヨコなのも珍しいというか怪しいというか・・・。
ちょうど分売実施の今月末が優待権利月のため、月末付近までキープするのも一考です。
業績に目を向けてみると、1月12日に発表された第3四半期決算では累計経常利益が前年同期比88.1%減という厳しい数字となっています。
通期計画の3.5億円に対する進捗率は46.3%となりやはり厳しい。
配当は今のところ未定となっており、前年度65円だったのがどうなるか懸念されます。
全体としては、優待前後の不安定さと業績の心配はあるものの、貸借銘柄かつその優待がある月ということで分売案件としてはそこまで悪くは無さそうです。
まずは、株価の調整と流動性の改善という貸借銘柄の強みを発揮して欲しいところですね!
事前評価は★★★☆☆とします。
2021年2月15日(月)20:00最終分析
◯流動性はやや改善
◎抜群の割引率
◎分売価格の水準も良い
流動性の心配がありましたが、貸借銘柄ということでなんとか改善。
分売枚数770枚に対して36%ほどまで改善したので、ひとまず何とかなるでしょう。
一番目を引いたのが割引率。
3000円前後の株価で3.5%は相当な率です。
結果的に、分売価格の2891円は昨年8月28日安値の2901円を下回りました。
この時点でかなり安心ができます。
流動性がそこまで悪いわけではなく、割引率と分売価格の水準は文句なしのため参加で良いと思います。
配分枚数が少ないのがネックですね。
最終評価は★★★★☆に繰り上げとします!