にっしー短観vol.16のキーワードは「日経平均株価の下落」です!
2020年7月31日(金)
日経平均株価終値 21,710.00円 (前日比-629.23円)
日経平均株価
7月最後の市場が閉じました。
7月31日の日経平均株価はマイナス600円を超える大きな下落で、6営業日続落。
そしてなんと、6営業日連続で下落するのは1年2ヶ月ぶりだとか。
新型コロナウイルスの影響によって日経平均が大暴落したのは記憶に新しいですが、それでも6日連続で下落はなかったんですね。
それ故に、本日達成してしまった6営業日続落が恐ろしく感じます。
最近は地合いが悪い状態が続いていますが、特に7月31日は
・高配当銘柄
・今年の春までのIPO
・直近IPO
・自動車株
・飲食株
など、僕が普段監視している銘柄がほぼ全部下落しました。
今週では高配当銘柄でお馴染みの(7751)キヤノンが減配を発表し、株価が2069円から1676円まで真っ逆さまに暴落しています。
8月の第一週目も企業の決算が続々と出てきますが、減配・無配転落の発表をする企業は少なくないと思われます。
8月の日経平均株価ついて
8月も、日経平均株価は上値の重い展開と予想しています。
理由の1つに、現在政府が無理やり推し進めている「Go to キャンペーン」があります。
新型コロナウイルスの感染拡大が4月以上に猛威を奮っているにも関わらず、旅行を促す政策を実施。
ほんの一時的にお金が回る可能性はありますが、既に一部の県では緊急事態宣言を出しています。
東京や大阪を始めとして、主要都市で再び緊急事態宣言が出されることが懸念されますね。
そうなれば既に大打撃を受けている飲食や観光、航空系の企業は赤字拡大や倒産の危険に曝されることとなります。
できることなら強固な休業要請を発令し、十分な支援金を給付して欲しいところですが、現実的にはかなり厳しいでしょう。
また、今月の日経平均株価は不気味に22000円付近で耐えていましたが、7月最終日をもって大きく割り込みました。
3月がそうであったように、再び暴落が始まっても何ら不思議ではありません。
今の市況を読み切るのは不可能に近いため
●株式のポジション割合を減らす
●ヘッジをかけておく
●新型コロナウイルスの影響を大きく受ける業種への投資を避ける
などして、大きなダメージを受けるリスクを減らしておきたいですね。
まずは8月の第1週目の相場に警戒していきましょう!