にっしーの投資日記

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IPOの初値に影響する14の要素【 ⑧~⑭ 】

IPOの初値に影響する14の要素

について紹介します。

IPOの初値に影響する14の要素⑧~⑭

この記事では後半の⑧~⑭についてまとめています。 

前半の記事はコチラからどうぞ

▷▷▷IPOの初値に影響する14の要素【 ①~⑦ 】

目次

⑧規模

⑨公募株数の割合

⑩OA(オーバーアロットメント)

⑪VC(ベンチャーキャピタル)

⑫ロックアップ

⑬売上・利益

⑭地合い

まとめ

 

⑧規模

規模はそのIPOがどれくらいの金額を集めるかを表し、吸収金額とも呼ばれます。

 

株式投資においては「需給」が大切なため、この規模は小さければ小さいほど初値が高騰しやすくなります。

 

一般的に、規模が10億円未満だと小型になります。

 

20~40億円前後は普通、100億以上は大型といった感じです。

 

●規模は小さいほど初値が高騰しやすくなる

●10億円未満なら期待値が高い

⑨公募株数の割合

IPOでは万単位の株が抽選によって配分されますが、その中には「公募株」と「売り出し株」の2種類があります。

 

「公募株」は、新しく株式が発行されて投資家が購入することになります。

 

それにより企業側は資金を調達することができます。

 

公募株によって得られた資金は、会社の事業の設備投資に使われたり人件費に充てたりなど、会社の更なる成長・発展のために使われることとなります。

 

一方「売り出し株」は、企業の社長や役員など、既にその企業の株式を保有している人がIPOを機に売り出す株になります。

 

株式を保有している人⇔買いたい人の間での売買になるため、企業に資金は入りません。

 

もっと平たく言えば、社長らの財布を潤すだけになります。

 

そのため、「公募株」の割合が100%というのが最も投資家からの好感度が高いです。

 

公募株:売り出し株の比率が7:3くらいまでならさほど問題はありませんが、1:9ぐらいの比率だと投資家からの心証はかなり悪くなります。

 

●公募株と売り出し株の2種類があり、公募株は企業の成長のために使われる

●公募株100%が理想的

⑩OA(オーバーアロットメント)

 意味としては「公募株&売り出し株の総数を超える需要があった際に、主幹事の証券会社が既存株主から一時的に株式を借りて調達し、投資家に売る」というものです。

 

OAによって調達される株式の上限は公募株&売り出し株の数の15%となっています。

 

●需要が高いと、証券会社が株主から調達して追加で売ることがある

⑪VC(ベンチャーキャピタル)

上場前の企業に出資をしておき、その会社がIPOによって上場した時に株式を売却して利益を得るというビジネスモデルがあります。

 

このベンチャーキャピタルは企業の上場時の大きな売り圧力となるため、IPOをする企業の株主欄にベンチャーキャピタルがいないかは要チェックです。

 

●売り圧力が高まるベンチャーキャピタルの存在に注意

 

⑫ロックアップ

 社長や役員など、その企業の株式を大量に保有している人を対象に、株式の売却を制限する制度となります。

 

ロックアップがかけられると売り圧力が減るため株式の需給が良くなり、初値が高騰しやすい環境に。

 

ロックアップ期間は90日間もしくは180日間が一般的になります。

 

このロックアップには「初値が公募価格の1.5倍以上になったら解除する」という条件が付加されていることもあるため、注意が必要です。

 

●ロックアップはIPO投資家の強い味方 

⑬売上・利益

企業は更なる知名度向上や事業拡大のために上場します。

 

それはつまり、もっと利益をあげていくために上場するということです。

 

しかし、売り上げが乏しくあまり利益を出せていない状態でIPOをする企業もあります。

 

更には、赤字状態でIPOをする企業も・・・。

 

利益が低い状態・赤字の状態で上場する企業の初値が必ず低迷するというわけではありませんが、初値には悪い影響を与えるのは間違いないです。

 

反対に、利益が堅調に伸びてきている企業のIPOは非常にワクワクします。

 

●利益が伸びていない、赤字の状態のIPOには注意

⑭地合い

ここまで様々な要素について紹介して来ましたが、「地合い」が最大の要素であると言っても過言ではないかも知れません。

 

2019年12月はIPOラッシュでしたが、この時の日経平均株価は24000円付近で推移しており地合いがとても良かったです。

 

その結果

・初値高騰間違いなしと予想された銘柄が上に大爆発

・堅調な初値になると予想された銘柄も予想以上に高騰

・公募割れが濃厚と予想された銘柄も堅調な初値に

 

といった嬉しい異常事態が発生しました。

 

そして、2020年3月は新型コロナウイルスによる日経平均大暴落の影響を受けて、それぞれのIPOの初値は市場予想を遥かに下回る値をつけました。

 

上場日までの地合いは誰にも分かりません。最重要にしてどうしようもない要素がこの「地合い」です。

 

●上場当日の地合いが初値に大きく影響する

まとめ

IPOの初値には様々な要素が絡み合っています。

 

闇雲に申込をするのではなく、より初値が期待できるIPOに資金を集めて抽選を受けていくことが大切です。

 

IPOに申込む時にはぜひ、この記事で紹介した要素を確認してみてくださいね。


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