立会外分売の分析をしていきます! 3953 大村紙業
立会外分売について知りたい方はコチラからどうぞ!
★★☆☆☆
【市場】 JASDAQ
【信用区分】 信用
【目的】 流動性の向上
【分売枚数】 1195枚
【申込上限】 20枚
【分売発表日】 2020年2月25日(火)
【分売予定日】 2020年3月4日(水)~3月6日(金)
【分売発表日 終値】 787円
【分売実施日前日 終値】 674円
【分売発表日 出来高】 48枚(4,800株)
【分売実施日前日 出来高】 100枚(10,000株)
【配当金、株主優待】
10円、なし
【分売価格】 654円
【割引率】 2.97%
【3月3日(火)追記】
株価は分売発表日から下げており、ここ2年の中での最安値である674円となっている点は評価できます。
ただ、3月3日の始値が高いところから始まったのが惜しいところです。
年初来最安値かつ3%に近い割引率ということで分売価格自体は良さげですが、出来高が改善しないまま当日を迎える運びとなりました。
今回の分売枚数は1195枚ですが、前日の出来高はたったの100枚です。
板を見ても658円に57枚の買いが残っているだけで、他はスッカスカの状態となっているのでジェットコースターが怖いところ・・・。
全体的に見て、ある程度株価が下げたことと割引率が3%付近であることぐらいしか良い点がありません。
この下の方の文章でも触れていますが、あまりに出来高が少ないと警戒されて「売れ残り」が起こり、逆に良い結果になる可能性もあります。
また、昨晩はダウ平均が1300ドル近いプラスでした。
ダウが史上最強の上げ幅を見せたにも関わらず、本日の日経平均は寄り天となり261円のマイナスです。
最近-800円とか-1000円を見すぎてて感覚がマヒしていますが、この状況で-260円は相当市況が悪いと感じています。
本日のダウが下がるようであれば、4日(水)の日経平均は全く期待できません。
割引額でいうと674円-654円=20円なので、ここで無理に利益を狙いに行かなくてもいいでしょう。
今年の分売は結局のところ「市況次第」となってしまっているので、明日の朝にダウの状況を確認すると共に、8:19までの板を見てからの最終判断となります。
最終評価としては「★★☆☆☆」とします。
★1つに近い★2つなので、皆さんも申込については慎重にお考え下さい!
~2月29日(土)記述~
立会外分売の分析 3953 大村紙業
株価が3桁の立会外分売がやってきました。
最近感じているんですが、小型株の分売は元々のリスクが少ない代償として利益もあんまり伸びないなあと。
複数配分されればまた変わりますが、それもなかなか難しい。
大村紙業ですが、JASDAQで信用銘柄ということでインパクトはありません。
分売枚数は1195枚ですが、分売発表日の出来高が48枚なので流動性は欠けている状態となっています。
申込上限が20枚なので、申し込めば1枚は貰えそうな気がします。
この僕が分売枚数1000枚&申込上限1枚の(3983) オロ で2枚の配分があったくらいなので(; ・`д・´)
チャートを見てみると、直近3ヶ月は800~900円の間をウロウロしています。
出来高はやはり乏しく、10枚未満の日もちらほら。
配当は10円ありますが、株主優待はありません。
市況の影響を受けて最近はやや下げていたところでしたが、2月28日(金)に下落の波が押し寄せて大引け間際に677円を記録しました。
年初来安値が2019年9月20日につけた750円なので、既に相当な安値ゾーンに突入していることは間違いありません。
ただ、出来高が改善されていないことと今の世界的なリスクオフの状態を踏まえると、600円台だからといって分売参加が良いかというと微妙です・・・。
ただこの1週間の傾向として、出来高が全く足りていなかったり朝の気配が悪かったりすると、売れ残りが発生して逆に利益案件になるというチグハグなことが起きています。
ちなみに『売れ残り』とは、分売実施枚数が1000枚だとしたら700枚分しか申込がされず、300枚分が余ってしまうような状態のことです。
結果的に売り圧力が減ることになるので、需給としては良くなります。
立会外分売は本来、寄りで売ることで割引額よりちょっと少ないぐらいの利益を頂く投資法だと思っています。
しかし、最近の結果を見ると売り時によっては余裕で損失になる案件が増えているので、ダウや日経平均が落ち着くまでは参加しないのも手だと思います。
2月29日(土)現在の総合評価としては『★★☆☆☆』となります!